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プロフィール

井上義久

Author:井上義久
衆議院議員(公明党:比例区東北ブロック)富山県富山市出身
東北大学工学部金属加工学科卒業。

現役職:公明党幹事長

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  • 海岸侵食の進む岩沼海岸を緊急視察

 海岸侵食が深刻な岩沼海岸・蒲崎工区の現況を確認するため、10月3日(日)に緊急視察を行いました。合わせて、先月の台風によって護岸堤防が被災した二の倉海岸の実情も見ました。これには、石橋信勝・県議会議員、地元の長田忠広・岩沼市議会議員も同行しました。

 同海岸では約150メートルあった砂浜が、近年の急激な海岸侵食で海岸林まで消失する事態になっています。また、先月4日の台風による高潮や波浪で堤防の一部が破損し、後背地の民家まで危険な状況。盛土や消波ブロックによる一時的な措置がとられていますが、住民の安全や国土の保全を考えると、抜本的な海岸侵食対策が求められています。
 視察後、岩沼市役所を訪れ、同市長から二の倉海岸の災害復旧や海岸侵食対策の早期着工を求める要望を受け、市担当者や住民から被害の状況を聴取しました。

 仙台湾南部海岸の海岸浸食については、岩沼以南の山元海岸の侵食被害を国会質問で取り上げ建設省とも掛け合って、国直轄事業に格上げしてヘッドランド等の海岸整備を行ってきました。
 蒲崎海岸についても整備計画はできており、早急に着工できるよう要請していく所存です。なお、台風被災の二の倉海岸については、11月上旬に査定が行われ、採択される方向です。今後とも、地元の声を県・国に届け、抜本的・速やかな海岸侵食対策が実行されるよう努力していきたいと考えています。
 10月10日午前、NHKの「日曜討論」に与野党の政策責任者とともに出演し、郵政民営化、「政治とカネ」をめぐる問題、社会保障制度改革などについて見解を述べました。

 まず、郵政民営化について、「民営化の基本方針は閣議決定したが、これから議論となる詳細な制度設計で本当に国民の利便性が高まるのかどうかが決まる」と強調。
 今後の制度設計に当たっては、「セーフティーネット(安全網)として、国民にとって郵便貯金や簡易保険は民営化しても大丈夫だということが担保され、郵便局の窓口ネットワークの維持が手数料収入でできるのかどうかの見通しが示されなければならない」と述べ、そうした担保や見通しが得られない場合には、「基本方針に立ち返って議論しなければならないということもあり得る」と指摘しました。

 また、日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派への1億円献金事件に対して、「正直言って、もういい加減にしてもらいたいという気持ちだ」と述べ、「首相経験者が検察の事情聴取を受け、元官房長官が刑事責任を問われたことは、極めて重く受け止めるべきだ。真相究明と再発防止をしっかりしなければならない」と力説。
  真相解明に関して、「橋本元首相は、まず自ら真相を明らかにすべきだ」として、記者会見や衆院政治倫理審査会の場で説明することが必要との認識を示すとともに、自民党に対しても「事実を解明し、国民の前に明らかにしてほしい」と要請しました。
 再発防止のための政治資金規正法改正に関しては、「公明党は、(政治団体間の献金に)一定の上限を設ける法改正をすべきと考えている」と述べ、今後は与党間で話し合いながら、国民に納得を得られる法改正に粘り強く取り組んでいく考えを強調。
 さらに、迂回献金防止策についても、個人的な考えと前置きして「他の政治団体に寄付することを条件に寄付することの禁止を(政治資金規正法の)条文に盛り込んではどうか」と提案しました。

 一方、年金の一元化問題を含めた社会保障全般について協議するとの今年5月の自民、公明、民主の3党合意について、「本気になって年金を含む社会保障全般の改革を考えるのであれば、この(臨時)国会中に3党協議をスタートしてもらいたい」と要請しました。(10月10日)
 10月13日、神崎武法代表、冬柴鉄三幹事長らと共に国会内でアーミテージ米国務副長官と会談しました。

  公明党は、副長官に米軍再編の今後のスケジュール見通しを尋ねるとともに、在日米軍基地を抱える沖縄などの地元負担の軽減と、憲法や日米安保条約の枠内での再編を求めました。
  これに対しアーミテージ副長官は、9月の日米首脳会談で米軍再編の加速と日本における抑止力の維持、沖縄などの基地負担軽減で合意したことを指摘し、「われわれ役人はその方向で努力する。(再編の進展に)これまでは時間がかかっていたが、今後はスムーズに進むだろう」と述べました。
  さらに同副長官は米国政府として、日米安保条約のもと、(1)在日米軍は日本の防衛に努める(2)米軍が日本の基地から海外へ出撃する場合は事前に日本政府と相談する―との従来の方針に変わりがないことを強調しました。(10月13日)
 10月17日、テレビ朝日系の報道番組「サンデープロジェクト」に与野党の政策責任者とともに出演し、「政治とカネ」をめぐる問題などについて討論を行いました。

 日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派への1億円献金事件で、橋本龍太郎元首相が衆院政治倫理審査会で弁明する意向を示していることに関して私は、「選挙で選ばれた国会議員は、(疑惑を持たれたら)まず国民に説明するのが第一だ」と強調した上で、「(政倫審での弁明について)橋本元首相本人には、(報道関係者を入れた)公開でやることを期待しているし、そうされるべきだ」と述べました。
 また、政党の政治資金団体を通じた「迂回献金」の防止策について、「寄付する相手を指定しての献金を禁止する項目を、政治資金規正法の条文に盛り込むなど研究の余地がある」との考えを示しました。その上で、「(政治家個人ではなく)政党に政治資金を集めて、政党が透明性を確保するというのが一連の政治資金改革の流れ。もし政党が信じられなくなったら、日本の民主主義は終わる。今回の問題は、1億円がどう使われたかが分からないということに対して、国民は『いいかげんにしろ』と思っているのであって、自民党は自ら調査し、自浄能力を発揮してもらいたい」と訴えました。

 さらに、政治資金の透明性確保に関して、政治団体間を移動している間に政治資金の流れが不透明になっている現状を指摘し、「今、問題になっている政治団体間の寄付に関しては銀行振り込み、郵便振替などにすべきだ」との見解を示しました。(10月17日)
  • 衆議院予算委員会「高額療養費制度」議事録(抜粋)

平成十六年十月十八日(月曜日)

○井上(義)委員 次に、高額療養費の問題についてお伺いしたいと思います。
 御案内のように、高額療養費は、医療機関の窓口で一部負担金を支払った後、自己負担額を超える部分について三カ月から四カ月後に保険者から払い戻されるシステムでございますけれども、一たん窓口で高額の支払いを求められることになるものですから、支払いが大変だという声が大変多いわけでございます。
 具体的な例を申し上げますと、総理、厚生労働大臣をおやりでしたからよく御存じと思いますけれども、まず、被用者本人、これは三割負担でございますけれども、例えば医療費が月百万円かかった、そうすると窓口で三割ですから三十万円負担をする、実際に自己負担限度額が八万円でございますから、高額療養費として三カ月から四カ月後に二十二万円が戻ってくる、ところが窓口で一回三十万払わなきゃいけない、こういうことになっているわけです。
 それからもう一点、これは私の友人のケースなんですけれども、奥さんが心筋梗塞で二週間入院した。やはり三割負担で、窓口で六十万円支払いをしなければいけなかった。実際の自己負担額は二十万円だったそうでございまして、高額療養費として四十万円三カ月後に戻ってきた、こういう仕組みになっているわけでございます。
 要するに、一時的にしても高額の医療費を窓口で求められるために、お金を工面するために、例えばひとり身の人が、退院後、ふらふらの体で親戚じゅうを走り回ってお金を集めてきたとか、友達に借り回ったとかいうケースが多々あるわけでございます。
 それから、貸付制度というのもあるんですけれども、この貸付制度も、例えば国民健康保険、すべての自治体でやっているわけでもない。それから、特に組合健保に至っては、四割弱の組合しかそういう貸付制度をやってない。要するに、どうせ戻ってくる、そのための保険じゃないか、どうせお金が戻ってくるのにこんな苦労をしなきゃいけないんだ、いざというときのための健康保険じゃないか、重い病気になったときに安心して医療を受けられるのが健康保険じゃないか、何でこんな面倒くさいことをしなきゃいけないんだというのが、そういう声が非常に多いわけです。
 このことについて、総理どのように、御感想をちょっとお伺いしたいんですけれども。

○小泉内閣総理大臣 高額療養費負担、一定の上限がありますが、今御指摘の、三割にしても、百万、二百万という医療費がかかると三割でもかなりの額に達する、これについて手続が煩雑だという御指摘、受けております。
 このような点、もっと患者側の、今言われている苦情に対してどういう改善措置が可能かと検討しているところでありまして、厚労大臣を中心に、今御指摘の点についてもどういう対応があるか、今後検討していきたいと思っております。

○井上(義)委員 私は、こういうことは、要するに、いざというときのための健康保険、日ごろはいいんですよ。重い病気にかかったときに、一定のお金で治療がきちっと受けられるというのがやはり安心の医療保険制度だと思うわけです。
 そういう意味で、窓口における患者負担というのは自己負担限度額のみで、それ以上の金額については立てかえる必要がない、こういう仕組みに私は抜本改革を図るべきではないかと思います。そうでないと、いざ重い病気になったときに安心して医療を受けられる、そういう保険制度の意味をなさないんじゃないか、何のために日ごろ保険料を払っているのかということになると思うわけでございまして、このことについて、厚生労働省として、今総理からもお話がございました、抜本的に検討すべきだと思いますけれども、厚生労働大臣、どうでしょうか。

○尾辻国務大臣 この件につきましては私も陳情の側に回ったことがございます。したがいまして、先生御指摘のような事情についてはよく承知をしております。総理からもただいま御指示もございましたから、どういう工夫ができるか、私ども、最大限の今後努力を重ねて工夫をしてみたい、こういうふうに思います。
 ただ、ちょっと理屈を言うようですが、最初から高額医療になるというのがわかっているケースは先生が今おっしゃるような方法もとれますが、ずっと積み重ねていって途中で超えるというようなケースもありますので、そんなところまで含めていろいろ検討してみたい、こういうふうに思っております。

○井上(義)委員 ぜひ、総理からも御指示がございましたし、厚生労働大臣からも今前向きの答弁がございました。国民に目に見える形で、窓口で本人の負担分を払えればいい、こういう仕組みにぜひ改めていただきたい、できるだけ早くこの結論を出していただきたいということを重ねて要望申し上げます。
 あわせて、この抜本改革がなされるまでの間、多少時間もかかると思いますけれども、やはり負担に苦しんでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃるわけでございまして、当面、この貸付制度、これは、ある自治体もあればない自治体もある、あるいは健康保険組合によっては四割しかないということですから、少なくともこの貸付制度を拡充する、あるいは、もう少し使い勝手がいいように、そんなに煩雑な手続をしなくもいいように改善をする。特に低所得者の皆さんに対する配慮というものをまず当面の措置としてぜひやっていただきたい、こう思うんですけれども、この点、重ねてお伺いします。

○尾辻国務大臣 貸付制度につきましては、御指摘のように、まず拡充しなきゃいかぬと思っております。それから、使い勝手のいいものにしなきゃいかぬと思っております。
 それからもう一点、よく御存じでない方もおられますから、そういうPRにも努めていきたい、こういうふうに思います。
 いずれにいたしましても、全力でやらせていただきます。

○井上(義)委員 いずれにしても、ただいまの抜本改革、これについては、尾辻厚生労働大臣、年度を切ってやっていただきたいということで、改めて、いつまでに結論が出せるかということも重ねてもう一回お伺いしたいと思います。

○甘利委員長 尾辻大臣、簡潔に。

○尾辻国務大臣 今直ちにいつまでというお約束はできませんが、なるべく早くということはまじめに申し上げたいと存じます。

○井上(義)委員 以上で終わります。