8月20日(土)、宮城県名取市と亘理町、山元町を訪れ、被災地の現状を視察すると共に、農家や漁業関係者から実情や要望を聞きました。これには、石井啓一政務調査会長と西博義衆院議員をはじめ地元の公明議員らが同行しました。 一行は、震災による津波で甚大な被害に遭った亘理町の荒浜港を訪問し、県漁業協同組合経営管理委員会の菊地伸悦会長らと懇談。この中で菊地会長は、漁船と漁具が不足している上、がれきの撤去作業の遅れによって水揚げに影響が出ている現状を説明。「スピード感のある支援拡大を」と要望しまし。
また、名取市でコメや麦、大豆を生産する農業経営者、佐藤清一さんから被害状況を確認。佐藤さんは「津波で海水をかぶった農地の除塩をしたが、結局、作付けできなかった」と窮状を訴えた。その上で「今後、農業を続けていくために農地の基盤整備への助成をお願いしたい」と要望しました。
このほか、山元町ではイチゴ栽培農家から、二重ローン問題の解決などを望む声が寄せられました。視察後、私は「今年度第3次補正予算案を視野に入れ、農漁業の復旧・復興に全力を挙げる」との考えを述べました。